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B級グルメ

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先週末、ミケ氏がスピンチョ―ネという食べ物をつくってくれました。
パレルモの食べ物で、ピザみたいなものです。
イタリアのバールにある、ふかふかのパン生地のピザみたいな感じ。
パレルモでは、このスピンチョ―ネだけを外で売ってるおじさんとかいました。
オレガノの香りが食欲をそそります。

見た目、簡単そうな食べ物ですが
このソースの中には大量の玉ねぎが入っていて、意外と作ってみると玉ねぎの調理に時間がかかりました。
あと、小麦粉が違うからなのかできあがりのパンはそれはそれでおいしいのですが、なんとなくパレルモで食べるよりはもちっとした感じにできあがりました。

*後日談*
スピンチョ―ネ
と私は書いたのですが、これはパレルモ人達の言い方で、本当は
スフィンチョーネ
なのだそうです。
ミケ氏は「いつもスフィンチョーネと言っているつもりだ!」と言いますが、私にはスピンチョ―ネとPの音にしか聞こえません。
知らないでスピンチョ―ネと連呼していたところ、ミケ氏の叔父さんから
「日本人がスピンチョ―ネって言ってる!!(笑)」と笑われて、なんかちょっとわざとかっこつけてるみたいでちょっと恥ずかしい今日この頃です・・・・。


パレルモはB級グルメなものがたくさん。
このスピンチョ―ネの他には
多分一番有名な アランチーネ
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これは、ライス・コロッケ。(ローマで小さめのものが売っていてそれはスップリって名前でした)
サフランライスの中にトマトソースとひき肉とチーズやグリンピースが入っているものが一般的。
パレルモでは”お肉のアランチーネ”とわざわざいいます。
なぜなら、もうひとつ
”バターのアランチーネ”と呼ばれるものがあるから。
お店によって違うらしいのですが、中身は、サフランライスにバター、チーズ(モッツァレッラとパルミッジャーノ)、たまに角切りにしたハムがはいってるお店も。
余談だけど、よくアランチーニって呼ばれたりしているのだけど、それを聞くとミケ氏は怒ります。
なぜならアランチーネは、オレンジ(アランチャ arancia )の形に似てるから同じ女性形で arancineになるのに、aranciniになったら男性形になってしまうだろ! とのことです。
内心、どっちでもいいじゃんと日本人の私は思ってしまうのですが、言いなおしさせられるので気をつけてます(笑)


パネッレとクロッケ
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パネッレはひよこ豆の粉を揚げたもの。クロッケはコロッケ。
これをパンに挟んで、たっぷりレモンを絞って食べるんだけど・・・・・・
脂っこいはずなのに、レモン果汁にごまかされてどんどん食べられてしまう恐ろしい一品。
よく街角でパネッレを揚げてるおじさんがいて、それを囲むように男たちがパンに挟んでもらって食べているのをお昼時に見かけました。


そして、次の一品はパレルモで食べたもので唯一目をつぶって食べた
ミルツァ
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煮込んだ牛の脾臓・・・・他に肺とかも入ってるらしいけど、もはやどれがどれとかわからない。
灰色の何か。
初めて食べた時に、ミルツァが何であるかということを一切教えてもらえず(辞書も取り上げられ)、「はい、おいしいよ」ってパニーノを渡されたんですね。
見てしまうと気持ち悪いんですが、目をつぶるとよくわからないけどおいしい。
これもまたレモン果汁にごまかされているとみた(笑)
チーズ入りのものもあるらしいのだけど、これは未経験。

そして、忘れちゃいけない
スティギョーラ

写真がないのですが、これは羊の腸。
これを街角で、火事?ってくらいの煙をさせながら焼いているおじさんがいて、買いに行くと全身が煙くさくなる一品。これもまたレモン果汁たっぷりかけてアツアツを食べる。


最後に、これはB級なのかな?レストランでも食べられる一品。
サルデ ベッカフィーコ
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写真はミケ氏が作ってくれたもの。
いわしで、パン粉(日本のものより細かくてサラサラ)と干しブドウと、松の実を巻いたものをオーヴンで焼いたもの。
パン粉はあらかじめ炒ってあって香ばしい。


こうやって書いてみると、外で食べるものが多いなあ。
by cantalupo | 2010-06-23 21:31 | 食べ物