フランス その2 パリ 「実は治安が悪かった」

今日になって、恐ろしいことを言われた。
パリの友人の家は地下鉄の9番線ぞいにあることから、9番線で行かれる範囲に行動圏があり、私もパリにいる間は9番線に一人で乗ったりしていたのだけど、
「それって、結構治安悪いですよ」
と、よくパリに行く人に今日言われてしまった・・・。
ついでにStrasbourg St.Denisという駅の近くによくいたのだけど、「え!そこって・・・無事でよかった」
・・・・そんなに怖いと思わず歩いてた・・・確かに移民ばっかりだったけど。
知らないって恐ろしい。
(いやでも、一人の時は大通りしか歩かないし、基本的には友人と一緒でしたよ)



・・・というわけで、パリについて早々から荷物を友人宅において、すぐに軽く2回目のきちんとした朝食をカフェでとり、速攻で上に書いた駅に向かった。
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なぜなら、友人の合気道の稽古の時間が迫っていたので(笑)
合気道、日本で稽古を見たことないのに、なぜかパリで見るという不思議。
そういえば、茶道をきちんと見たのはイタリアだったっけ・・・そんなもんだよね。
上級者は、本当に動きがきれいで見ていてほれぼれでした。
途中まで隅っこで見学していましたが、なんとなく息をずっとひそめていないといけない雰囲気だったので、1時間ほど外へ。
・・・私にはむしろイタリアにいるより、きょろきょろ見られたりしない感じでしたが・・・。
あっち行ったりこっち行ったりしているうちに
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Réaumur - Sébastopol のはず。
スタバがあって、へー、さすがにイタリアにはスタバないよなあって思いました。
実は地図なしで歩いていたので、帰る方向だけを意識しながらの散歩。
移民の店ばかりだったのが、しばらく歩くうちに移民はほとんどいなくて、今度はフランス人の会社員的な人が多くいる感じに変化。
高そうなケーキ屋とかを外から眺めたり、お、このパン屋は日本のデパ地下にあるぞとまた外から眺めたり。
再び、道場に戻ると意外と時間が経っていて友人はシャワーも終え登場。

この友人とは、ヴェネツィアでもよく暇な夕方に散歩に出て、そのまま何時間も歩いたり座って話して、また歩いてというのをよくやっていたので、パリ1日目も久しぶりにその感じで、案内して欲しいということと、今回パリでどうしても見たいのは、ギュスターヴ・モロー美術館だけだというリクエスト。
とりあえずインド・カレーで腹ごしらえし(パリ来ていきなりインドカレーって(笑))
歩きだそうとすると、急に強い雨。
しかたなく、近くのカフェでコーヒーを飲みながら少し雨が弱まるのを待つ。
雨は嫌いだけど、こんな風に時間が特に決まってない旅ならばそれもなかなかよい。

相変わらず地図なしの私にはもはや自分がどこにいるのか不明なまま、大分ぐるぐると歩いた。
途中で面白い建物を見た。
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こういうの装飾って見てると飽きない。
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どうして2人ここにくっつけようと思ったんだろうなあ。

お目当てのモロー美術館は、駅で言うとTrinité ou Saint Georgesが近いそうです。
歩いてしまったのでそこの駅は利用しなかったけれど。
きちんと住所の番号を知らなかったら、見逃してしまいそうなほど見た目は普通の家みたいな感じでした。
でも、ドアのところに日本語でもドアを押してください的なことが書いてありました。
http://www.musee-moreau.fr/index_u1l2.htm

外見の見た目通り、中もものっすごく広い空間ではありません。
でも、これでもかかれでもかという感じで膨大なモローの作品、未完成のものが多いのですが、それで埋め尽くされ、さらに壁などに下描きが収納されていて、一度扉を開くとかなり奥の方まで作品を取り出してみることができます。
これがなかなか面白い。
有名な絵の一部分だけを何回も練習したようなものとか、本当にさらさらーっと勢いで描いたようなものとか。
3階と4階は大きな絵が壁を埋め尽くしています。
さらに4階へのぼるのは小さならせん階段で、のぼりながら3階の絵を下から上まで眺めながら上ることになるのです。
ともかくモローの絵は描きこみがすごすぎて、じっと見てると酔いそうな感じすらします。
なんだろう、神聖なような、ものすごいエロティックなような、半ば狂ってるかのようなみっちりの描きこみ。
私の好きなのは
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テスピウスの娘たち
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ケンタウロスに運ばれる死せる詩人

濃密な空気の中で、ものすごく真剣に作品を見ていたら、なんだか頭がくらくら。
途中で日本語のガイドがおいてあることに気が付き、椅子に座ってそれを読む。

高校生の課題なのか、フランスの美術館についてという質問をされました。
もちろん私はフランス語はわからないので、友人に訳してもらったのですが。
そこで、フランスで今まで行った美術館で一番好きなのはどれかと聞かれて、
マルモッタン美術館と答えました。


さて、ゆっくりモローを鑑賞した後は、夜に行くことになぜか設定されていたコンテンポラリーダンスの公演まで時間が少しあったので、モンマルトルへ・・・・

続く
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by cantalupo | 2011-05-22 21:08 |